Monday, May 13, 2013

「犯罪被害者遺族 トラウマとサポート」(小西聖子著 東京書籍発行)

Hanzaiカウンセリング関係の知り合いに貸してもらって、読んだ。
この世の中、トラウマを抱える人と接する機会が、多くなっていくと思われる。
人の心を知る人が、社会の中に増えていってほしいものである。

「加害者に対して腹を立てるっていうことは、とても健康な感情です。…怒るべき相手に対して怒りをもつためには、ある程度は元気が必要なんですね。あまりにもショックを受けてしまうと、そこまでなかなか行けません。その間に、もっと身近な人に対して怒ってしまったり、いま言ったように、怒りの感情そのものが出なかったりします。」(P23)

「ただ、実際はあまりにショックなことがあると、それぞれの家族のメンバーが、それぞれ傷ついて、結果として家がバラバラになることのほうが多いです。少なくとも一時的には、そうです。バラバラになると、さらに苦痛を増し、孤独感も増します。少し支え合えればみんながOKなら、やっぱりサポートして、家族がバラバラになるのは避けたいところです。」(P29)

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Friday, May 10, 2013

「自分の『怒り』と向き合う本」(水澤都加佐、スコット・ジョンソン、黒岩久美子著 実務教育出版発行)

Ikari怒りの表現が下手で、怒りをため込みやすい日本人。怒りを上手に伝えることが大切です。カウンセリングの技法を交えて、怒りのマネジメントについて、わかりやすく書かれていました。

なるほどなぁと思った部分の抜粋です。

・「カウンセリングに使われる用語に、『私のニーズ』というものがあります。これは、自分のケアにとって大切なことで、絶えず自分のためにしてあげる必要があることです。たとえば、『私のニーズ』とは、次のようなことです。
遊ぶこと、笑うこと、リラックスすること、柔軟性を持つこと、質問すること、正直に話すこと、自分で意思決定すること、自分のニーズに注目すること、自分を守ること、自分の感情を知り受け入れること、びくびくしないで生きること
、自分がかけがえのない存在だと信じること、必要なときには助けを求めること、自分のために時間を取ること、限界を設けること、運動すること……。これらのケアをしていないと、人間はストレスに圧倒され、イラついてきます。そして何かがきっかけとなって怒りを感じるのです。」(P25,26)

・「『セルフケア』という言葉は、もともと飛行機に関連して使われるようになった言葉だと言われています。あなたが、小さなお子さんやお年寄り、あるいは障害をお持ちの方と一緒に飛行機に乗ったとしましょう。もし、飛行中に酸素マスクをはめなければならない状況になったら、どう行動しますか?こう質問すると、多くの人は、「自分よりまず子どもやお年寄りから」と答えます。しかし、この行動は間違いです。自分で酸素マスクをはめられる人はまず自分がはめ、それから自分でマスクをはめられない人を手伝うというのが、正しい選択です。飛行機にトラブルが発生すると、瞬く間に機内が酸欠状態になってしまうことがあります。ですから、自分で酸素マスクをはめられる人は、まず自分ではめないと正常な判断ができなくなり、人を助けることもできなくなってしまうのです。このように、『酸素マスクは自分から』という意味で、『セルフケア』という言葉が使われるようになったのです。」(P27)

・喪失による怒りには、周囲の理解が必要不可欠といえるでしょう。(P31)

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Tuesday, April 30, 2013

「共依存かもしれない―他人やモノで自分を満たそうとする人たち」(ケイ・マリー ポーターフィールド著 大月書店発行)

Kyoizon共依存について知りたい人には、わかりやすく書かれた本である。
基本的な知識が書かれていて、手軽な一冊である。
カウンセリング知識を深めたいと思って読むのには、適していないが、共依存がどんなものなのか、知りたいと思って読むならば、わかりやすくてよい本だろう。


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Sunday, November 09, 2008

ホームレス中学生

ホームレス中学生の本を読んだ。読みやすい本だった。
平成の現代の普通の日本の家庭に起こった出来事だったことに、誰の身にも起こり得ることなのだと思えた。
そのような困難な時に助けてくれた、よしやくんの家族や近所の人たち、高校の担任だった先生の愛ってすばらしいなぁと思った。

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Tuesday, July 25, 2006

「大学図鑑!」

Daigakuzukan同志社大学の甥が娘に勧めていった「大学図鑑!」。
なかなかおもしろく、そして詳しく主だった大学を紹介しています。
この本ばかり見ていてもしょうがない、勉強しなくちゃね。
娘を、主が計画してくださっている進路に、まっすぐに導いてください。

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Friday, June 09, 2006

あたえる愛からゆるす愛へ

Ataai「あたえる愛からゆるす愛へ」(伊藤重平著、黎明書房)
「子育てを支えるもの」と副題がついているこの本。
児童福祉司の著者が関わって、癒され、立ち直っていく親子の姿に感動します。
カウンセリングのなす役割の大切さが描かれています。
人を生かすのは、神にある愛だとしみじみ思わされます。
この本を読んで、育った中での傷の癒しを体験しました。

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Saturday, February 11, 2006

聖書

seisyo聖書は、時代を通じて国際的なベストセラーです。
訳も文語訳、口語訳、新改訳、新共同訳といろいろありますが、翻訳の仕方が異なるだけで、どれも基本的に同じです。
ただし、異端と呼ばれる団体が独自で訳したものは、違った思想で解釈されているので、似ていても言っていることは、全く異なります。
キリストが来られる前の旧約と後の新約があり、旧約の多くはヘブル語、新約はギリシャ語で書かれています。
どの訳がいいと言えるものでもなく(原語が一番いいですが、普通の人には読めません)、いろいろ比較して読むのもおもしろいです。

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Saturday, December 17, 2005

だぶったCD

henkin娘に頼まれて買ってきた英語の単語のCD。
なかなか行けずにいたら、夫も同じ日に同じ物を同じN店で買ってきた…。
二股かけた娘、このだぶったCD、どうするの…?
約2800円もしたんだよ~(T_T)
ビニールのパッケージを開いていないので、レシートを持って、理由を言って、返品しに行くと、「それ以上の金額のものとの交換しか受け付けない」ですって(`´)
以前、安い本がだぶって、返品してくれたところがあったわよー、ケチ!
事情があるのかもしれないけど、もっと融通つけてくれたっていいじゃない?
間違えたのは、こっちだけどさ~
とりあえず、買いたいものがなかったので、考えることにして帰ってきました。
気に入っていたお店だったんだけど、当分、行く気しないだろうなぁ…。
売っているものがあまり変わらないものを扱っているところって、サービスで差がつくことをこの間、ガス屋さんの記事で見たわよ。
教会に人が足を運ぶかどうかも、きっと、ちょっとした違いによるんだよね。

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Thursday, December 15, 2005

しろねこくん

sironeko「しろねこくん」(べつやく れい著、小学館発行)
中身を見ないで、ネコのイラストに惹かれて購入。
ことば遊びの絵本でした。
言葉を覚えたばかりの子どもといっしょに見ると楽しそう…。
個人的には、「ねこをさがす」のイラストが気に入っています。

「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。」(ヨハネ 1:1,2)
ことばには力があるんですよ。

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Saturday, June 18, 2005

「いっしょにいさせて」

issyo本屋で見つけた猫の写真集、「いっしょにいさせて」(photo Hiroji Kazuo、 いのちのことば社フォレストブック発行、¥1100+税)
パソコンの上でなごんでいる猫の表紙。
中を見ると、猫の写真に写真にぴったりの英語と日本語のみことばが添えられている。
立ち上がってドアをカリカリしている猫の写真には、「求めなさい。そうすれば与えられます。たたきなさい。そうすれば開かれます。」のみことばが、
ピンクの肉球がついた白い猫の手がにゅーと伸びている写真には、「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」が添えられている。
見た途端、気に入ってしまった。このセンス(^O^) 猫の表情もなかなかのものだ(=^・・^=)

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