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Friday, September 04, 2020

「小羊うるちゃん物語Ⅱ」part 1-3 奇跡と癒し

  【前回までの登場人物】
      うるちゃん : 主人公
      なごみちゃん: 長女
      マーサさん : B教会で知り合い友人になったクリスチャン
      W宣教師  : W教会を開拓した宣教師
      B主任牧師 : B教会の主任牧師
      B1牧師  : B教会の主任牧師の長男である牧師
      A牧師   : A教会の牧師

「小羊うるちゃん物語」閲覧にあたっての注意事項

※ 今回の物語には、一般のオーソドックスな多くの教会ではなされていない祈り方が記されていますが、聖書にも記されている祈り方です。寛容な視点でお読みください。

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  この間、A教会にいた時に培ってきた信仰の面でも主の支えがありました。
サイエンくんが高熱を出して、学校から呼び出しがかかるということがありました。うるちゃんはすぐに迎えに行って、熱の追い出しをしました。祈り始めると途中で寝てしまいました。38度以上あった熱が一時間後に目覚めた時には、すっかり治っていたのです。

 まだA教会にいた1996年9月1日にサイエンくんの目に出来物ができ、医者に行っても治らず、1年間がたちました。
1年間、膿んだり出血したりして、目の半分をぶらぶら覆うまでになっていました。医者は「切らないと治らないがもう少し(サイエンくんが)大きくならないと切れない」と言っていたのです。1年がたって、出血がひどくもう限界にきていました。うるちゃんから医者に「お願いですから、切ってください。」と頼むと、大学病院を紹介してくれたのです。大学病院は電車とバスで1時間はかかるところにありました。大学病院に行くと、月曜日に行って手術してもらうことになりました。その前々日の土曜学校(子供の聖書学校)で、目の不自由からぐずり出したサイエンくんがかわいそうで、寝てしまったサイエンくんの目に手を置いて声を出さず、癒しを祈りました。1年間祈っていたことでしたが、この時の真剣な祈りを主は聞いてくださったのです。土曜学校から帰って間もなく、外にいたサイエンくんとなごみちゃんのうれしそうな声が飛び込んできました。「ママ~、サイエンくんの目がとれたよ~! ハートの形だよ~!」 見ると、出来物がハート形にとれていたのです。跡形もなく…。それ以来、完治しています。月曜日、いつもの病院へ行って、事情を話すと、「何をしたんですか?」と驚かれてしまいました。そして、首をかしげながら、病院の紹介料を返してくれたのです。

 当時住んでいた町の子供会の班長がまわってくる前年のこと(前の年から、次期班長もいろいろな行事に参加することが決められていました)。この町内の地区センターは神社のすぐ横にありました。そして月1回の会合があり、年に数回、宗教がらみの行事がありました。救われて間もなくの御陵参道の経験から気が重くなっていました。そして、摩擦から逃れさせてくださるように祈っていました。ある日、マーサさんが「Bハイツは、いろいろな人がいるから、そういう宗教的なことはないよ。来れば?」と言ったのです。ちょうど会社で、Bハイツのシャ宅の申込みをしていた期間でした。締切りぎりぎりのところでした。いちおう申し込んでみるかと軽い気持ちで申し込んでみました。辞退者が出て、抽選もなく、引っ越しが決まったのでした。御陵参道に住んでいた時に、Bハイツのよくないうわさを耳にしたことがあり、避けようと思っていたBハイツに住むことになったのですから、不思議なものです。

 また、とある休日、外で遊んでいたサイエンくんが、冷や汗をかいて帰ってきたことがありました。1階の自動ドアを、そばに置いてあった台車で遊んでいて割ってしまったというのです。聞く話によると、数万はするようでした(以前、割った人は5万だったと聞きました)。

 ちょうど気落ちするような事件が、2件起こった時でした。1件目は、朝、お弁当のフライを揚げていると、火が付いて、上の方を焦がしてしまったのでした。もう少し、消すのが遅れたら、危うく火事になるところでした。2件目は、同じその日に、A教会を出る時に相談しようとした(A牧師をマンツーマンで教えた)K宣教師夫人から、手紙が来たことでした。A教会を出て、1年後のことでした。1年前に出した手紙が戻ってきたので、また送ると書いてありました。表の宛書のうるちゃんの住所や名前の漢字が間違っていて、しかも、Bハイツに引っ越した後のことでした。よく届いたなあと思い、中を見ると、ローマ14章4節、「あなたはいったいだれなので、他人のしもべをさばくのですか。しもべが立つのも倒れるのも、その主人の心次第です。このしもべは立つのです。なぜなら、主には、彼を立たせることができるからです。」とあり、牧師をさばく罪を説明する言葉も書かれていました。これは、当時、幾人かのA教会の姉妹にも言われた言葉でした。自分の受けた痛みを本人に伝えることが、さばくことになるというのか。教会とはそういう世界なのか。癒えかけていた傷が痛みました。祈ると、聖書を見なさいと言われたような感覚を覚えました。その個所ローマ14章4節を見てみると、その前には、「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。」(ローマ 14:1)とありました。A牧師やK宣教師とうるとでは、うるの方が信仰が弱いはずではないか。とりあえず、心は守られました。このことから、A教会のA牧師も、教えてくれた人から受け継がれた信仰を守っているゆえにしたことだということを知り、再び、愛する心をいただくことができました。

 自動ドアを割ったのは、この2つの出来事に続く出来事だったのです。「主よ、もう立ち上がれません。愛してくださっているならば、ただにしてください。」と祈って、管理事務所に向かいました。すると驚くことに、「今回は、(弁償は)いいです。業者が(台車を)置いていったということもありますし、今回は、公団側で持ちます。」と言われたのです。前に割った人は弁償していて、今回も置いていった業者が持つわけでもないにもかかわらず、特別のことのようでした。自治会役員をしているマーサさんのご主人(まだクリスチャンではなかった)は、ただになったことを驚いていました。

 ひとりぽつんとA教会を追い出されたように出たうるちゃんに(正確には、家族4人でしたが)、主が与えてくださった慰めの一幕です。信仰があれば、どの教会にいても、癒しも奇跡も起こるんだよと、言われているようでした。

 A教会を出てからの1年間、自分のいたらなさにも気付かされました。A牧師はA牧師として教会のためを考えて精一杯にやっているということもわかりました。与えられた信仰はそれぞれ違い、神と人との間の信仰に他人が割り込むこともできず、神に祈り委ねることが大切なのだということも知らされました。そして、「人を高慢だと思うこともまた高慢なこと、人はすべて高慢な所があるのだ。」「人に過度に要求すること自体がすでに人を裁いている。~してくれないと思うことで人を裁いている」という自分の高慢、裁く思いにも気付かされました。
                                                         ※ この個所のコメント

 こういう心の痛みを通ったおかげで、1998年の8月には、カウンセリングスクールにも導かれました。

 1年間のB1牧師によって、恵みのメッセージが語られ、今までの教えとの根本の違いが整理されていき、イエス様の愛が伝わってきました。聖書の奥深さにもひきつけられました。何よりも、聖書がよくわかるようになったのです。

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  【うるちゃんと教会】
  ☆ うるちゃんが電話をかけた「昔からの流れのキリスト教会」(part 1-3)
  ☆ はづきさん所属のA教会(part 1-3)
  ☆ 歩いて1、2分のところにあった近所のH教会(part 2-1)
  ☆ へいわくんの実家近くのA教団のW教会(part 5-4)
  ☆ 行き場をなくしたうるちゃんが飛び込んだB教会(part 5-5)
  ☆ 世界一大きいと聞いていた韓国のY教会(part 5-番外編)



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